リハビリテーション(Rehabilitation)は言葉としては、re(再び、戻す)とhabilis(適した、ふさわしい)から成り立っています。
つまり、『再び・最適な自分の状態にする』 と言う意味で、単なる機能回復ではありません。自分自身を “再び最適合“ することで、〝自分の身体を最大限に活かして生活する〟ことが目的としています。

当院のリハビリテーションの3つの特徴をご紹介致します。

【特 徴】

① 専門セラピストで構成したリハビリテーションチーム
下記のさまざまな職種の専門スタッフが、理学療法士を中心に一つのチームとなってサポートします。
理学療法士・柔道整復師・鍼灸師・スポーツトレーナー・看護師・管理栄養士

② 脳と身体機能の連携を健やかにするためのプログラムを提供しています。
“脳と体のフィトネス“ がコンセプトです!

〇ビジョントレーニング
〇ブレイン(脳)コンディショニング
〇(東大式)認知動作型トレーニング

 

 

 

➂ スマホなどモバイルを使って〝いつでも・どこでも〟セルフケア
「リハビリテーションは頻回の通院が必要」と言う固定観念を払拭!
最新アプリで動画プログラムを視聴してセルフケアできます。

【身体機能に対するリハビリテーション】
基本的動作の回復を通して、日常生活活動の自立あるいは介助の軽減を図るために、一人一人の患者さん状態に応じて、運動療法、物理療法、日常生活動作練習、装具療法などを組み合わせて行います。
そのために適切な実施計画を立て、治療の効果を定期的に評価し、計画を見直しつつ実施します。
理学療法とは「身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加えることをいう」と定義されています。
身体に何らかの障害が生じた方に対し、基本的な動作や歩行や日常生活動作などの運動機能や動作能力の回復を図り、在宅生活への復帰や仕事・スポーツ活動への復帰を目指します。その方法としては、運動療法、物理療法などがあります。

《運動療法》
運動の障害を、運動そのものを用いて治療すること
1.硬くなった関節の動きを良くする練習(関節可動域運動)
2.筋力増強運動
3.座位・立位バランス練習
4.平行棒や杖等を使用した歩行練習
5.階段昇降練習
6.床に座る・床から立つ練習(床上動作練習)

 

1.関節可動域運動
筋肉・腱・靱帯・皮膚などのマッサージやストレッチを行ったり、物理療法を併用し痛みを軽減しながら、関節の動きを改善させます。

 

2.筋力増強運動
おもりやセラバンドなどを使って、腕や足の運動を行います。また、立った姿勢でスクワットやかかと上げ運動など重力を利用した運動によっても筋力強化を促します。


3.バランス練習
バランスボールの上に座って体を動かしたり、不安定な足場の上などでスクワット運動などを行うことで、様々な動きに対応できるようバランス能力の改善を促します。

4.歩行練習
一人ひとりの状態に合わせて、平行棒・歩行器・松葉杖・一本杖などの中から選択し、歩行練習を行います。
 

5.階段昇降練習
退院後の生活を想定して、玄関まわりの段差や階段、敷居などの障害物を乗り越えられるよう、退院に向けて事前に練習を行います。

6.床上動作練習
床に座る生活スタイルの方には必要不可欠な練習です。一人ひとりのケガの状態や生活習慣・スタイルに合わせて、安全で少しでも楽に行えるように、練習を行います。

【ビジョントレーニング:脳と身体機能の連携を健やかにするプログラム】
私たちの〝見る〟つまり視覚は、視機能の側面だけでなく、認知機能, 脳機能、運動機能、競技能力など総合的な身体システムです。視覚機能を健やかに働かせるためには、ビジョントレーニングを導入しています。
トレーニングには専門機器を使ったプログラムから、日常的に取り組めるセルフケアプログラムまで、個々の身体機能、目指すパフォーマンスレベルに併せてカスタマイズ致します私たちが日常生活で身体を使いこなすためには〝見る〟と言う総合的なシステムの健康がとても大切です。


JSVA 日本スポーツビジョン協会 ビジョントレーニング動画

ブレイン コンディションニング:脳の働きを健やかにするプログラム 】

ブレインテックとは、脳 (Brain) とテクノロジー (Technology) を組み合わせた造語で、脳科学を活用したテクノロジーやサービスのことを言います。アメリカなどでは脳のニューロンから「ニューロテック」とも呼ばれており、医療を含むヘルスケアの分野だけではなく、教育やスポーツにおける能力向上やエンタメを含むライフスタイルにまで幅広く応用できることから、アメリカを中心に世界中で注目を浴びている技術です。
脳科学を用いて脳波や脳血流から脳の状態を分析して見える化する最先端テクノロジーです。自身の脳の状態を映像や音で分かりやすく伝えて、より良い状態に誘導する手法はニューロフィードバックと呼ばれます。ニューロフィードバックはADHD、うつ病、PTSDなどの治療にしばしば採用され、薬物療法と同等の効果があると研究で指摘されています。

当院では、長く続く腰痛などの慢性疼痛を緩和するアプローチの一つとして、ブレインテック用スマートフォンアプリを利用したリサーチを行い、その取り組みがメディアに取り上げられました。
日経 Beyond Health アプリで”脳トレ”慢性腰痛患者のは痛みは緩和するか
長く続く痛みの中には、痛む肉体の部位だけではなく、脳が関与していると言われています。そのため、痛みの緩和には肉体へのアプローチだけでなく、心理・社会的因子など多面的なアプローチ、つまり脳の状態を理解・調整する必要があります。
今回利用したブレインテックアプリ「Neuro Switch」では、簡易なデバイスで脳波を計測し、ニューロフィードバックという手法を用いてゲーム感覚で脳波を調整します。脳波をリラックスモードにすることで、下行性疼痛抑制系に関与するセロトニン活性を促すこと、そしてトレーニングのフィードバック作用による脳の神経回路への働きかけにより、感情・思考など情動パターンの変化を生み出すことが予想されます。
その結果、自然に抵抗することなく自分自身の状態に目を向けることができ、認知行動療法と同様の機序を作り出して痛みの緩和を促すと期待しています。

Neuro Switch
脳波トレーニング/脳をα波状態にするアプリ

BRAINTECH  WORLD 

【認知動作型トレーニング】
 「動作の質=QOM」を高めて、歩行能力の向上・ロコモ予防!
美しく、正しい歩き方、『大腰筋ウォーキング』を習得しましょう!

認知動作型 トレーニングマシンによって、今まで使われていなかった脳神経回路を刺激して、私たちが本来持っている脳神経系の運動遂行能力を目覚めさせます。
運動動作を司る脳・神経系の運動神経回路の再構築、動作の修正を効率的に行います。まさに、リハビリテーション、re-habilis(再適合)です。

  • スプリングトレーニングマシン 通称・スリちゃん
    膝・腰同型動作を容易にします。
    立位姿勢バランスや歩行能力、ランニング能力の向上に効果があるトレーニングマシンです。
    (目的)
    ①ボディ・インナーマッスルを用いた歩行運動や走動作の基本を身につけて 歩行や走能力を改善 動きに対する全身の動作バランスを高め 脳の活性化を促進する
    ②動きに対する全身の動作バランスを高める
    ③脳の活性化を促進する
    https://youtu.be/D9vnvbuz1NM
  • 軸移動式パワーバイク 通称・メリーちゃん

楕円軌道を描いて回転するペダリング動作とハンドリング動作を「同側型動作」を用いて行います。
「片足立ち動作」の基礎バランスを養うためのトレーニングマシンです。
(目的)
① 「片足立ち動作」の基本バランスを養い、右体側軸から左体側軸へのスムーズな移動能力を高める。
②ボディ・インナーマッスルを有効利用したペダリングを行う。
③「同側型動作」の神経支配を身につける。

 

 

物理療法とは

電気や超音波、温水・冷水の熱などの 物理的なエネルギーを利用し、治療をするものです。 物理療法の目的は、痛みの緩和、リラクゼーション、 むくみ・循環の改善、運動療法を効果的にするための準備などがあります。
当院では、音を用いた物理療法も実践しています。

当院で使用している物理療法機器

Multi Cuff Care(MCC)
ソーマダイン
トリオ(マイクロカレント療法機器)
アクセラス(超音波骨折治療器)
インテレクトモバイルUS(超音波治療器)
ホットパック(温熱療法)
体感音響システムサウンドヒーリングシステム(Healing Vibration 051M)
ブレインオン ※自費診療
Neuro Switch ニューロスイッチ
V-training 2G(ビジョントレーニング機器)

Multi Cuff Care(MCC)

期待できる効果

・怪我の治癒促進
・生活習慣病の予防と改善
・肩こり、冷え性、疲労の改善
・怪我、病気の予防
・しっかり歩ける
・支える身体づくり
・筋力、持久力を強化
・素早く動ける身体づくり。

腕や脚の血流を一時的に制限(駆血)し、解放(再灌流)することで血流改善を促進し、病気・怪我の治療、疾病予防・健康増進、筋力アップに有効性が高い加圧治療機器です

血流増大の作用

再灌流時に関節内部や筋肉深部の毛細血管に至る血流が増大し、酸素や栄養を供給します。

一次的に腕や脚の血流を一時的に制限(駆血)し、解放(再灌流)。
血管が緩んで拡張する。いっきに流れることで血管が拡張。
ふだん流れにくいところにより拡張して流れる。
筋肉の深部まで届く。

【当院では3つのモードを用いて治療しています。】

〇RIC(リック)

腕や脚の血流を一時的に制限し解放することで血流改善を促進します。

  • 下肢に実施しているところ
  • 上肢に実施中しているところ

期待できる効果

・怪我の治癒促進
・生活習慣病の予防と改善
・肩こり、冷え性、疲労の改善
・怪我、病気の予防

〇RIC(リック)トレーニング

RICをしながら運動(つま先上げ、かかと上げ、指先グーパー)をすることで、血流改善に加え筋力アップを促します。

  • (RICトレ中の写真 つま先あげ)

期待できる効果

・怪我の治癒促進
・生活習慣病の予防と改善
・肩こり、冷え性、疲労の改善
・怪我、病気の予防
・しっかり歩ける・支える身体づくり

〇MC(エムシー)トレーニング(低酸素速筋トレーニング)

筋肉内の血流を制限して低酸素状態にすることで、低負荷でも成長ホルモンの分泌を促し筋肉を効率よく鍛えます。

  • ふくらはぎのトレーニング
  • 太ももの前側のトレーニング
  • スクワットのトレーニング

期待できる効果

・筋力、持久力を強化
・素早く動ける身体づくり。

ソーマダイン

部位(局所)と全体を同時に治療する機械です。

適応

〇中枢機能障害性疼痛 原因不明の痛み・慢性疼痛
〇神経障害性疼痛 慢性期神経痛・夜間痛
〇侵害受容性疼痛 ケガ・筋肉の痛み・関節痛・スポーツ外傷

・特殊な波動信号の微弱電流によって傷んだ組織の修復を促し、痛みを軽減させます。
・局所(痛みのある部位)だけでなく、全身の生体エネルギーの流れを整え、脳の深い部分への働きかけを効率よく行います。

全身調整 二肢バンドを使用

全身の生体エネルギーの流れを整え、脳への情報伝達も良くしていきます。
全身を調整し、【自律神経系の働き】、【脳と体のつながり】を整えていきます。

部分調整 ハンドプローブ、ポイントプローブ、粘着電極パッドを用います。

ハンドプローブ 肘、手首、膝、足首など直接手の届く範囲を治療する際に使用します。

ポイントプローブ 手・足の指先など細かい部位を治療する時に使用します。

粘着電極パッド 腰・背中・肩などご自身では届きにくい所を治療する際に使用します。(粘着電極パッド使用時の写真)

〔使用できない方〕
ペースメーカー挿入している方・手術などで体内に金属が埋め込まれている方

参照:愛知電子工業株式会社HP
http://www.aichidenshi.jp/product/product_09.html

トリオ(マイクロカレント療法)

2種類のモードがあります。
TENS 〈鎮痛〉 :捻挫や筋肉・関節の痛みといった急なアクシデントに有効です。
MCR〈治癒促進〉:損傷した筋組織の治癒を促進します。

マイクロカレントとは微弱電流のことです。
もともと人体に存在する電流に似た微弱電流を体内に流すことで、傷ついた組織に刺激を与え細胞の修復を促進します。
極めて弱い電流の為、神経や筋肉を興奮させません。
損傷部位の鎮痛・治癒促進効果や運動後のクールダウンに有効です。
連日行っていただくとより効果的です。

アクセラス(超音波骨折治療器)

〔適応〕骨折部の治癒の促進。

超音波骨折治療とは…

非常に出力の低い超音波をパルス状(断続的)に照射することで、骨折部の治癒を促進するという技術です。
これは『骨は加えられた力(刺激)に反応し、成長、修復する』という「Wolff(ウォルフ)の法則」に基づいた治療法です。「超音波により機械的刺激を骨折部に送ることで、骨折の治癒を促進する。」これが超音波骨折治療法の元となる理論です。

超音波骨折治療器アクセラスとは…

アクセラスは「Wolff(ウォルフ)の法則」に基づいた超音波骨折治療器です。皮膚に充てられたプローブから断続的に超音波を発信させています。
この超音波が骨折部位に届き、積極的な骨折治癒を促すことが期待できます。

超音波は音波の一種です。本製品が動作しプローブが肌に当てられていても、非常に低出力な超音波ですので、基本的に無感覚で、特に何かを感じたり、目に見えるということはありません。

超音波治療器(インテレクトモバイルUS)

〔適応疾患〕
筋の病変(筋の損傷や腱の損傷など)・神経筋および骨格系疾患(関節周囲炎やリウマチ、関節拘縮)・神経の病変・損傷後の組織再生(褥瘡や創傷部位)

超音波とは

人が聞くことが出来る音波の周波数20kHzを超える周波数帯の音波のこと
「超音波を」利用した治療のことを「超音波療法」といいます。

超音波療法の特徴
・急性期から使用が出来る
・深い部分までのアプローチが出来る
・温熱効果と非温熱効果がある

急性期から使用可能
炎症組織の治癒効促進効果があり、超音波の微細な振動が細胞と細胞の間の組織液の循環を改善させて、浮腫の軽減や周辺組織の治癒力を高め炎症を助長させることなく、改善させることが出来ます。
また、超音波の微弱な刺激を与えることで骨癒合を促進効果が期待できます。

深い部位までアプローチできる
超音波治療器で使用される周波数は、主に2つで1MHzと3MHzの2種類です。
皮膚から浅い部位(筋膜までなど約1~3㎝)には3MHz、深い部位(骨など約3~5㎝)には1MHzが適応となります。

温熱効果と非温熱効果

超音波には温熱効果と非温熱効果があります。
超音波治療器には「連続モード」と「間欠モード(パルス)」があります。
この2つを切り替えることで温熱効果と非温熱効果を切り替えることが可能です。

温熱モード(連続モード)では
循環を改善させて疼痛の緩和・組織の伸張性改善・筋スパズムの軽減

非温熱モード(間欠モード)では
骨癒合の促進効果・皮膚組織の修復効果・炎症組織の治癒促進をそれぞれ目的として使用されます。

禁忌
・ペースメーカーを装着している方
・知覚障害を有している方
・悪性腫瘍
・重篤な血管疾患(心不全や血栓性静脈炎など)
・成長骨端線・妊娠している人
・眼球、脳、生殖器
・脊髄疾患
・合成樹脂や関節セメントが留置されている場所(人工関節など)

ホットパック

〔適応〕腰痛症、変形性関節症、肩関節周囲炎、関節リウマチ、外傷後(打撲、捻挫、骨折)の慢性期、関節拘縮、血行障害、痙縮、筋スパズム。

身体を外部から温めることにより、血流を促進するものです。組織の循環が良くなることで、痛みの原因物質は流れ、栄養のある血液が入ってくることで回復の手助けをしてくれます。また、皮膚や筋肉などが温まり柔らかくなることで動きやすくなります。
首・肩、腰、膝などの患部に当てるだけで簡単に行うことが可能です。

禁忌
悪性腫瘍(ガン)、知覚障害の方、血栓性静脈炎の領域、急性の炎症や損傷のある部位(ケガをした部位)、皮膚疾患

体感音響システム-サウンドヒーリングシステム(Healing Vibration 051M)

〔効果〕心身の緊張の軽減、血流の促進、自律神経のバランスの改善

音は音波として身体の細胞1つ1つに微細な振動を与え、身体の中を伝わっていきます。それは体感振動として身体の深部に物理的マッサージ効果をもたらし、血流やリンパの流れを促進させてくれます。
この体感音響システムは音楽の響きを心地よい体感振動にして身体に伝えるツールです。
ヘッドフォンから流れてくる音楽と、それに合わせて微細に振動するクッションの作用により、心地よい音と振動が全身に伝わり、身体の内側から緊張を緩め、心に深い安らぎをもたらしてくれます。
他にも血流やリンパの流れの促進、自律神経のバランスが整うといった効果が期待出来ます。
心身が緊張していてリラックスしたい!と感じている方、自分本来の自己治癒力を高めたい方にお勧めです。

ブレインオン (*自費診療となります。)

〔効果〕自律神経の疲労による脳疲労の改善、眼精疲労の改善、学習能力アップ、スポーツにおけるパフォーマンスアップ。

人間の耳では聞こえない音域の周波数を用いて、左右の耳に先端特許技術であるピュアウェーブ音波が出力されます。
このピュアウェーブ音波は、脳内でα波に相当する脳波をもたらし、聴覚的な情報を統合する脳幹の神経核を共鳴させ、結果的に大脳皮質を活性化します。
これらの作用により、α波状態の脳波(9~11ヘルツ)が誘導されて、脳の基礎リズムと自律神経系の調整能力を最適な状態に保つことが可能となります。
スマホやパソコンによる眼精疲労、自律神経系の疲労による脳疲労、記憶力などの学習能力アップ、スポーツにおけるパフォーマンスアップなどの効果が期待出来ます。

Neuro Switch ニューロスイッチ

〔効果〕慢性疼痛の改善、短期記憶力の向上、集中力の向上

脳科学を用いて脳波や脳血流から脳の状態を分析して見える化する最先端テクノロジー「ブレインテック」を使用したスマホ・タブレットアプリです。
ヘッドセットを装着し、脳の活動状態を測定し、好きな音楽を選び、脳のα波パワーを高めるトレーニングを行うことができます。
自身の脳の状態を映像や音で分かりやすく伝えて、より良い状態に到達する手法はニューロフィードバックと呼ばれます。
ニューロスイッチは、ニューロフィードバックを用いてα波のトレーニングを行うことで慢性疼痛、短期記憶力(ワーキングメモリ)の向上、スポーツや仕事・学習での集中力向上が期待されます。
参照:https://project.nikkeibp.co.jp/behealth/atcl/feature/00003/012100066/

V-training 2G

〔効果〕視覚能力、情報処理能力の向上による日常生活やスポーツにおけるパフォーマンスの向上。転倒予防。

日本スポーツビジョン協会・医科学研究会の監修を受け、実証実験を繰り返して開発された、医科学的なエビデンスに基づく機材です。6種類のモードで、アスリートから子ども・高齢者まで効果の高いトレーニングがおこなえます。

眼と手の協応動作

広く素早くターゲットを眼で捉え、正確に見て反応する総合的なトレーニングです。ターゲットが1個ずつ表示されるので素早く1本の指でタッチします。
ex 肩疾患の可動域訓練 バランスディスクと組み合わせて腰痛症の体幹トレーニングなど

瞬間視記憶

瞬間的に表示される数字を正確に見て記憶する中心部の感知力を高めるトレーニングです。9マスに0.1秒間表示される数字を記憶します。続いて上部に表示された数字と同じ位置のマスをタッチします。
ex 速い球を見る球技のパフォーマンス向上など

空間認識

動いているターゲットの位置関係を正確に認識し、上から見た映像(俯瞰)に変換するトレーニングです。
移動する赤いターゲットの最終位置を記憶し、上から見た同じ位置のマスをタッチします。
ex フィールド競技での味方と敵の位置関係の把握力トレーニング。脳血管障害後の高次脳機能障害のリハビリなど

中心部・周辺部の感知力

中心部と周辺部の感知力を高めるトレーニングです。
画面中央の印と同じ色と模様のターゲットを中央エリアに到達する前に両手を使って素早くタッチします。
ex 高齢者やパーキンソン病などで低下しやすい情報処理能力(マルチタスク)のトレーニングなど

眼球運動

眼を動かして動くターゲットを正確に捉えるためのトレーニングです。
ターゲットが移動中に色が変化します。画面下中央のバーに指を置いたままにして変化した瞬間にバーから指を離します。再びバーに指を戻すと続行します。
ex 眼球ストレッチ
フットペダルと組み合わせることで足関節機能訓練(足関節捻挫後など)
高齢者の転倒防止トレーニングなど