ニュースレター

2009年6月5日

「ニュー プラネット」第10号 東洋医学的思考「氣・血・水」


6月に入りました。アジサイが綺麗ですが、やはり雨が多く、梅雨入りすると「湿」が多くなり体調にも変化が出やすい時期ですね。こういう時こそ、心がけだけでも爽やかにいきたいと思います。

1人1人の体質や全体的な状態を大切に考える東洋医学的思考では「氣・血・水」の考えを基本とします。

「氣(き)」とは、生命のエネルギー、元氣の源、で、氣が滞ると自律神経系のアンバランスの症状が出やすくなります。

「血(けつ)」は、全身を巡りながら内蔵や組織に栄養や血液、氣エネルギーを送っています。血が滞ると、西洋医学でもいわれるドロドロ血液の状態と考えられます。

「水(すい)」は、血液以外のリンパ、尿、汗、体液などの流れをあらわしています。水の滞りは消化不良、むくみ、代謝の低下などにあたります。

氣・血・水がバランス良く巡る体づくりをしていれば、少しの不調にも対処しやすく、時期的な影響(湿邪など)をも楽に乗り越えるからだである、と言えるでしょう。

以上のように、東洋医学的思考では、お身体の症状をみながら、氣・血・水のバランスを考えているので、例えば冷えからくる肩こりという症状であれば、その患部(肩)を治療するだけでなく、氣・血・水の滞りをなくしエネルギーをよく巡らせることが大切だと考えて治療していきます。

では、簡単に氣・血・水の滞りのタイプを調べてみましょう。
以下の項目についてチェックしてみてください。
チェックした数に差がないなら、滞りが「併発」していると考えられます。

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A ストレスでイライラしやすい
A ガス・ゲップがでやすい
B 顔色が悪い
B シミ・そばかすがとても氣になる
C 脚や顔がむくみやすい
C 大汗をかく
A お腹、わき腹が張る
A 緊張・不安で具合が悪くなる
B 冷え性
B 肌が荒れやすい
C 疲れやすい
C お腹がチャポチャポする
A ため息がよく出る
A よく眠れないことがある
B 肩こりがひどい
B 月経前に頭が痛くなることがよくある(男性は雨の前に体調が悪くなる)
C 下半身太り
A 便秘がち
C 体が重くだるい
B 月経痛がひどい(男性は天気によって腰痛、肩こりがひどい)
C 尿の回数が1日に10回以上、または4回以下

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以上の簡単なテストで

  • A優位 → 「氣」が滞っている
  • B優位 → 「血」が滞っている
  • C優位 → 「水」が滞っている

という大体の傾向がわかります。

A優位タイプは、氣の滞りは目には見えませんし、理解しづらい部分もありますが、病院で検査しても「異常なし」と言われてしまうことが多いです。
イライラしたり、感情の起伏が大きく体調に反映されます。

B優位タイプは、血液がドロドロで血行も悪くなっていることが多く、痛みや凝りの症状を自覚することが多いと思います。

C優位タイプは、「水」の滞りがメインですので体が重く疲れやすく、胃腸が弱い方が多くみられます。日本は高温多湿なため日本人は「水」の滞りが多くみられます。

それぞれに適した漢方薬や食事、生活スタイルの細かいアドバイスやご自分の詳しい状態を知りたい方は、自然療法部門の東洋医学的カウンセリング(初診:30分4000円)などをご利用下さい。

このレターではそれぞれタイプ別のおすすめ食材について簡単に載せておきますので参考にしてください。

すべてのタイプに共通のアドバイスは、冷たいものを摂りすぎない、ということです。
からだの内側は温める、ということは共通して重要です。
ショウガ、白湯などはとてもおすすめです。これからの季節は冷房で冷えることがとても多いので氣をつけましょう。

「氣」の滞りのA優位タイプ;

香の食材としてジャスミン茶、ミント茶、バジル、パセリ、ミツバ、青紫蘇など
涼の食材としてセロリ、ゴーヤ、瓜類、バナナ、トマトなど

「血」の滞りのB優位タイプ;

血流をあげる<黒>の食材として、黒豆、黒酢、きくらげ、ナスなど
からだを温める<辛>食材として、ニンニク、たまねぎ、ショウガなど
このタイプは特に体が冷えやすいので身体を冷やす飲み物や食べ物は抑え目に

「水」の滞りのC優位タイプ;

利尿効果の高い瓜類として、スイカ、冬瓜、きゅうりなど
お通じをよくする豆類として、もやし、インゲンマメ、小豆、春雨などをしっかり加熱して薬味とともに

以上は簡単な分類ですが、梅雨の時期を体調をおとすことなく活動することを目標に、適
度な運動も心がけていきたいと思います。

最後までお読みいただいてありがとうございました。次号もお楽しみに!