ニュースレター

2009年7月27日

「ニュー プラネット」第12号 ナイス・エイジング=よりよく年齢を重ねていく


学校の夏休みも始まり、晴れれば暑い日が多くなりました。
体調をよい状態に保つには、暑くても、適度な運動とカラダを冷やさない心がけが大切になります。
盛夏のすごし方が、秋以降の体調につながっていきますので、是非、各種ウエルネス・プログラムなどをお気軽にご利用ください。

さて、今号は、「ナイス・エイジング=よりよく年齢を重ねていく」について書きたいと思います。
ここ数年は、「アンチエイジング」という言葉をよく耳にします。「アンチ」とは「Anti―」という否定語ですので、「加齢に抵抗する」という意味になりますが頻用されています。 
確かにお身体の諸症状を、「年だから仕方ない」と年齢のせいにするのは反対ですが、今までの生活のあり方がお身体をつくっていく以上、魔法の若返りのプランを追い求めるのには疑問を感じます。
さらに、「アンチ」という言葉からは加齢に対するポジテイブさは感じられず、自然な加齢現象に対する否定的な視線がついてまわりますので私は使いません。
私は、かわりに<ナイス・エイジング>を提唱したいと思っています。

年齢をよりよく重ねていき、日々実践可能なことを生活の中に落とし込んでいき、健康寿命を伸ばす工夫があるはずだと思っています。

「老化」には2つの種類があると言われています。
1つは年齢に伴う避けがたい変化。もう1つは、ライフスタイルなどが影響する病的な老化。この後者の病的な老化に対処する方法を探っていきましょう。

老化についてまわるのは、「酸化」と「糖化」です。
簡単に言うと、老化は、体をつくっている細胞がダメージを受けて死滅したり劣化したりしておこるのですが、この原因になるのが酸化と糖化です。
もう少しわかりやすく言うと、身体の細胞が「サビ」て「コゲ」ていく、というようにとらえていただけばいいと思います。

さて今回は主に、筋肉・骨のナイスエイジングに大切なことを考えていきます。

人は誰でも年を重ねていきますが、疲れやすく、敏捷性が衰えるのは加齢そのもののせいではなく、筋力が低下したせいだからです。筋力が低下するのは、運動量が不足していることが一番大きな原因です。
幸い筋肉は年齢に関係なく鍛えることができる、いわば「逆戻り」可能な組織です。
健康寿命を、つまり「最後の最後までトイレに自分でいくことができる」ように、この点を目標に日々のエクササイズに取り組んでいくのです。

また、骨を丈夫に保つことも大切です。
運動不足も骨の老化の大きな要因になっています。運動によって骨に刺激が加わると骨の細胞にカルシウムが吸収されやすくなります。ここでも日々のエクササイズが大切なのです。

膝まわりの太ももの筋肉、呼吸筋、腰まわりの筋肉、背筋などを中心にご自分の弱いと感じる筋肉の部位をトレーニングし続けることをおすすめします。
当院でも各種ウエルネスプログラムを提供していますので是非ご利用下さい。週3回以上のご利用を一番おすすめします。

どのプログラムがご自分にあっているかよくわからない場合もあるかと思います。
是非、診察時やリハビリ時にスタッフにお声がけください。今のご自身の状態に一番適したプログラムをご提案します。

その他、筋肉・骨のナイスエイジングには、大豆製品、小魚類をすすんでとります。
逆に、過度の塩分とカフェインはカルシムを体外へ排出する量を増やしてしまうので注意しましょう。(例えば、コーヒーは1日2杯以内まで)
過度のアルコールもカルシウムの吸収に不可欠なビタミンDの代謝を阻害するので同様に注意しましょう。

次号は、ひき続き「コゲ」と「サビ」の点から、血管の若さを保つ視点を提案したいと思います。

暑さはこれからが本番ですが、汗をかいても動くことができる身体に感謝して、お過ごし下さい。
最後までお読みいただきありがとうございました。次号もどうぞお楽しみに!