ニュースレター

2010年6月25日

「ニュー プラネット」第20号 サンクスオープンデーのご報告


6月、梅雨入り宣言があり、蒸し暑く<湿>の影響を感じる時期ですね。
この時期は氣・血・水の巡りが影響を受け、身体が重だるくなったり、また、冷房や冷たい飲み物などで冷えやすい時期でもあります。飲み物を白湯にしたり、身体を適度に動かすことを習慣化して梅雨時期を乗り切りたいと思います。

さて、先月5月31日に開催しましたサンクスオープンデーは、たくさんの方にお越しいただき、また、私をはじめスタッフ一同も大変楽しむことができました。
当日いただきました任意のご寄付は総額11438円にのぼり、全額を国連植林事業に寄付させていただきました。ご報告とともに心より感謝申し上げます。ありがとうございました。

今号は、カラダに生じるさまざまな症状をサインととらえるとどうなるか、ということをシンプルに解説してみます。

主流医学では、例えば皮膚に慢性湿疹が生じると、湿疹の原因を調べます。血液検査などでアレルギーなどの関与を検討します。そして、皮膚症状がこれ以上出ないように、湿疹を抑える治療を主に行います。
これらの治療は、主流医学の多くにみられ、<抗;anti>を目的とした対処方法です。
痛みがあれば、鎮痛剤で痛みを抑える、湿疹があれば薬で湿疹を抑える、ということです。

一方、目に見える症状を薬などで抑えることだけに主眼をおくのではなく、症状を経過させる、という見方に基づいた療法もあります。漢方薬や鍼灸治療、ホメオパシーやフラワーエッセンス、ボデイワークなどがそうだといえます。

先の例では、皮膚の湿疹は体内の毒素や悪いものが体表外部に現れてきた、と考え、その排出経過を邪魔するのではなくむしろ、サポートし援助する、という姿勢です。
症状が表にせっかく出てきたのを、再び体内に押し込めひそめることがないように、と症状に対する姿勢が<抗・anti>ではなく、いわば<引き受ける>という姿勢であり、体内の治癒反応を誘発し生命力を促そう、という考えに基づいています。自分の生命に対する信頼が基盤に感じられると思います。強い身体症状があるとき、私たちはその苦痛をどうにかしようと発展してきました。切り、排除し、加え、抑え、そうして修理してきたのです。
医学部でもその考え方が主流ですし、もちろん、時に大変有用です。
けれども、真の健康とは、心身の平和に基づいています。
病気とは英語でdiseaseと言いますが、dis-easy、つまり、安らぎに欠ける状態、を指していることになります。

肉体に障害を持っていても、先天的な疾患で一般的な健常な肉体でなくても、非常に平和な方がいます。肉体に大きな不具合がなくても、心穏やかでいられないことも多くあります。ですから、病気とは単に心身に何か不都合がある、ということにとどまりません。

病気というラベルが付いても、easy、穏やかな平和な心持でいることができます。
もちろん、どこかがとても痛いと、本人にはその余裕がまったくないのですが、医療者はせめて体のサインを抑えつけるのに終始するのではなく、せっかくのサインをありがたく読み解き、できれば生命の力を高めるようにサポートしたいものです。

カラダがとても痛いときは、私自身も心はせめて平和を選択する、その余裕はなかなかありません。愚痴も言いたくなりますし、八つ当たりもしたくなります(実際子どもを叱り飛ばして自己嫌悪に陥ることもしばしばです)。
けれども、症状をただおさえて自分の都合のよいように痛みをなくす、だけではなく、カラダの痛みは何を言っているのだろう、または、何から目をそらさせようと脳は策略しているのだろう、と視点を変えるとき、痛みの中にも何かメッセージがあることに氣がつくことがあります。

それは思いもよらなかったようなことであったり、子ども時代からの抑圧した感情だったり、自分のいやな面であったりします。正直言って、これらが痛みの原因だとは認めたくないこともたくさんあります。
けれど、痛みが自然に経過したあとの爽快感と、自然に湧き出る感謝の想い、心の穏やかな状態を経験すると、真の健康に1歩近づいた、と実感するのです。

私たちは必ずしも自分のことをすべて理解しているわけではありません。
痛みや不具合を読み解くとき、自分の考えだけでなく、第3者の視点も大いに参考になります。ただ抑えることに終始して、大切なメッセージを読み落とすことのないように、丁寧に心身に向き合うことが大切です。
また、身体を適度に動かすことがエネルギーの循環を確実によくします。日ごろからエクササイズを習慣化していれば、小さな不調は解消され、大きな不調には膨らみにくいと思います。
セルフエクササイズや、グループ体操、マッサージなどを上手く利用して少しの不調を経過させやすいカラダ作りを心がけていきましょう。