ニュースレター

2012年6月25日

「ニュー プラネット」第32号 『こわさ』と『今を生きる』


6月ですね、関東地方は梅雨入りし、湿気や気温差で体調管理に氣をつかう季節です。氣持ちはさわやかに過ごしたいものです。

「からだがじょうぶであるだけでは健康とはいえない。健康とはあたまもこころもしっかりしていて、人生全般にわたって配慮がいきとどいている状態を意味している。だれしも世界から孤立して生きることはできない。世界にたいする配慮がいきとどいている人は、世界からそれだけ多くの授かりものを受けるようになる。」
フルフォード博士 「いのちの輝き」より

時代とともに、健康に対する意識も拡大してきており、「病氣ではない」ことの先にある
「よりよい生」をみる考え方が受け入れられてきています。これは、とてもいいことだと感じています。

当院でご相談される内容で多くをしめるのは痛みやしびれ、お身体のどちらかの不具合です。肉体の痛みや不快な症状はつらいです。
ですから、一時的にそれをやわらげるような、さまざまな対処法を試みることは大切でしょう。それは、生きている「いのち」を最大限大切にすることへもつながります。

同時に、それに伴う二次的な「思い」にも目をむけていくことが大切です。
例えば、もう人生のおわりだ、とか、これで私の人生何もよいことはない、とか、もう歩けないかもしれない、もうテニスはできないだろう、寝たきりになってしまうかも、死んでしまう、など、これらの頭の中の不安の声はそのままにしておけば大きくなるばかりで、おさまることはなかなかありません。

実は、この二次的な声の大元をみてみると、自分のこころの内側にある様々な「こわさ」を感じます。今の「あたりまえ」を感謝とともに生きるのではなく、不安とこわさのメガネをかけて日常をみてしまっている状態です。
そして、この「こわさ」のおおもとは、いつか死んでしまうことへのこわさであるように感じることも多くあります。今すぐに死の恐怖に対面していなくても、いや、だからこそ、今この時から、自分も人間である以上、必ず死ぬということを、日常の考えの中に招き入れ、こころを見つめておくのは1つのよい方法であるように思います。
少し前なら、戦争や病などで死はすぐ隣のことであったでしょう。現在も、国が変われば、明日は死が自分に、という環境に生きている人もいるでしょう。
生きている今こそ、自分らしく生きるために、よりよく生きるために、このことを考えてもいいかもしれません。

それには、過去こうだったから、あの人もそうだったから、という経験値や一般的な常識・パラダイムとされている考えで未来を固定する従来の考え方を超えて、“最高最善の未来を生きる自分”のエネルギーを今の自分に持ってくるような、ひろがりのある考え方を取り入れていくことが大切です。その結果、もし身体の不具合が思うような回復をみせなくても、心が平和である状態、dis-easeを超えたあり方、に到達できるのではないでしょうか。

診療で「先生は若いから」「先生は痛くないから」、、そうおっしゃる方もたくさんおられます。実際それはその通りです。平均寿命からいえば私は、まだ生きると分類されます。けれど本
当のところは、明日何があるかわかりません。
私が日々心掛けていることは、“今を生きる”、それは“今を、今の自分らしく、精一杯生きる” ことです。そしてこの“今を生きる”が、先ほどの“最高最善の未来を生きる”、と結びつくのです。
私たちは日々いのちを重ね、必ず死にます、それは、この世ですべての人に共通の何よりも確かな、人生の自然な法則です。
同時に確かなのは、“今、このときは生きている”ということです。

今の私の立場で感じることや考えることでしかありませんが、毎日多くの方と接する中で感じる「お伝えしたいこと」をお話しさせていただく機会をつくりました。
そして、皆様のちょっとした声、診察では言いだしにくいことなども伺いたいと考えています。
ぜひお友達やご家族をお誘い合わせの上、お越しください。

院長 長田夏哉  講話会  
「エイジング・ウエル」

7月14日土曜日  午後3時~4時30分
       田園調布 長田整形外科 リハビリ室 
       診察券お持ちの方500円  そのほかの方2000円

受付にお電話かお声かけくださればご参加予定とさせていただきます。
どうぞ皆様、よろしくお願いいたします。お待ちしております。